さき‐あや【先綾】
さいたま市岩槻(いわつき)区付近に産する緻密(ちみつ)な白綿織物。手拭い・肌着などに用いる。
さき‐おり【裂(き)織(り)/割(き)織(り)】
古い布地を細長く裂いて横糸にし、山苧(やまそ)の渋染めや麻・木綿糸を縦糸にして織った厚手の織物。山野の仕事着や防寒着に用いた。襤褸(ぼろ)織り。さっくり。さっこり。
サキシリ【Saquisilí】
エクアドル中部の町。首都キトの南約70キロメートル、コトパクシの南西麓に位置する。木曜市が有名で、毛織物や手工芸品・生活用品・農産物・家畜などを扱う店が集まる。
さき‐ぞめ【先染(め)】
織物を織る前の糸、または紡績する前の繊維を染色すること。⇔後(あと)染め。
さき‐ねり【先練り】
生糸を練ってから織ること。また、その絹織物。御召(おめし)・銘仙(めいせん)など。⇔後(あと)練り。
さくさん‐カルシウム【酢酸カルシウム】
水酸化カルシウムに酢酸を作用させて作る、白色の粉末。酢酸・アセトンの製造、織物の捺染剤(なっせんざい)、なめしなどに使用。化学式Ca(CH3COO)2
サクソニー【Saxony】
ザクセンの英語名。 ザクセン地方から産出する良質のメリノ羊毛を用いた毛織物。また、これに似た風合いの毛織物。縞柄が多い。背広・コート地などに用いる。
ささら‐がた【細形】
こまかい文様。また、その織物。ささら。「—錦(にしき)の紐(ひも)を解き放(さ)けて」〈允恭紀・歌謡〉
さしこ‐おり【刺(し)子織(り)】
刺し子に似せて織った織物。ふつう、平織りの地に、同色または色の異なる縦糸・横糸を浮かせて模様を織り出したもの。
さし‐ぬき【指貫】
袴(はかま)の一。括(くく)り緒の袴の系統で、裾口にひもをさし通し、着用の際に裾をくくって足首に結ぶもの。八幅(やの)の裾長を普通とし、略儀に用いる布製の袴の布袴(ほうこ)がのちに絹製となり、公...