あやとり‐の‐し【挑文師】
律令制で大蔵省織部司(おりべのつかさ)に属した官。錦(にしき)・綾(あや)などの高級織物の製作にあたった。あやのし。あやとり。
あや‐め【文目】
1 織物や木目(もくめ)などに現れた模様。いろどり。あや。 2 (多くはあとに「知らず」「分かず」「見えず」などの語を伴って用いる) ㋐物の区別。見分け。けじめ。「—も知れない闇の中から、硫黄が...
あら‐おり【粗織(り)】
粗末な糸で目を粗く織ること。また、その織物。
アラクネ【Arachnē】
ギリシャ神話の女性で織物の名手。その腕前を自慢したことでアテナの怒りを買い、クモに変えられた。
アラクリハン‐メドレセ【Olloqulihon Madrasasi】
ウズベキスタン西部、ホラズム州の都市ヒバにあるイスラム教の神学校。イチャンカラ(内城)と呼ばれる旧市街の東端に位置する。19世紀前半にヒバハン国のアラクリ=ハンにより創設。現在は屋内バザールと織...
あら‐たえ【荒妙/粗栲】
1 上代、木の皮の繊維で織った、織り目の粗い布の総称。→和妙(にきたえ) 2 平安時代以降、麻織物のこと。 [補説]書名別項。→荒栲
アラミド‐せんい【アラミド繊維】
《aramid》主鎖に芳香族環をもつ、ポリアミドの合成繊維の商品名。強度・弾性率・耐熱性にすぐれ、ゴム・プラスチック・セメントなどの補強材料として、またロープ・織物・不織布として用いる。
あられ【霰】
1 雲の中で雪に微小な水滴が凍りつき、白色の小さい粒となって降ってくるもの。雪霰(ゆきあられ)と氷霰(こおりあられ)とがある。気象用語では直径5ミリ未満が霰、5ミリ以上が雹(ひょう)。《季 冬》...
あられ‐じ【霰地】
細かい正方形を連続させた地文様を織り出した織物。
アルパカ【alpaca】
1 ラクダ科の哺乳類。南米のアンデス山中で飼われ、毛をとる。 2 1の毛を紡いだ糸。また、それで織った織物。 [補説]1は「羊駱駝」とも書く。