まゆ【繭】
《「まよ」の音変化》 1 完全変態をする昆虫の幼虫が、中でさなぎとして休眠するため、口から糸状の粘質分泌物を出して作る覆い。砂粒・葉などを利用するものもある。 2 蚕が口から糸をはいて作る殻状の...
まよ【繭】
「まゆ」の古形。「筑波嶺の新桑(にひぐは)—の衣(きぬ)はあれど君が御衣(みけし)しあやに着欲しも」〈万・三三五〇〉
やま‐まゆ【山繭/天蚕】
鱗翅(りんし)目ヤママユガ科のガ。翅(はね)の開張約15センチと大形で、色は赤褐・暗褐・黄褐色など変異に富む。前翅の先は鎌状にとがり、各翅の中央に眼状紋がある。幼虫は緑色で毛のまばらに生えた芋虫...
わた‐まゆ【綿繭】
糸をとるのに適さず、真綿とする不良の繭。