みののいえづと【美濃の家づと】
新古今集の注釈書。5巻。本居宣長著。寛政3年(1791)成立、同7年刊。新古今集から和歌696首を選んで文法的に注釈し、新注の先駆けとなったもの。
みの‐の‐くに【美濃国】
⇒美濃
みの‐は【美濃派】
蕉門の各務支考(かがみしこう)が美濃に興した俳諧の一派。俳風は平俗浅薄であったが、地方に大きな勢力を築いた。獅子門(ししもん)。美濃風。美濃流。
みの‐ばん【美濃判】
美濃紙の大きさの型紙。半紙よりやや大きい。美濃紙判。
みの‐ふう【美濃風】
⇒美濃派
みのべ【美濃部】
姓氏の一。 [補説]「美濃部」姓の人物美濃部達吉(みのべたつきち)美濃部亮吉(みのべりょうきち)
みのぼし‐だいこん【美濃干し大根】
守口(もりぐち)大根を干したもの。美濃・尾張地方の名産。みのぼし。
みの‐ぼり【美濃彫】
美濃で室町時代から江戸時代の元禄年間(1688〜1704)ごろまで行われた彫金技法。また、その作品。刀装金具などが作られた。
みの‐ぼん【美濃本】
美濃紙を二つに折った大きさの和本。
みのみかわ‐こうげん【美濃三河高原】
岐阜県南東部の美濃高原と愛知県北東部の三河高原の総称。陶土が豊富で、陶磁器生産地として知られる。