ぎ‐くん【義訓】
上代文献、特に万葉集の用字法の一。漢字漢語の意義によって訓を当てるもの。「暖(はる)」「寒(ふゆ)」「未通女(おとめ)」などの類。
ぎ‐ぐん【義軍】
正義のために起こすいくさ。また、その軍勢。義兵。
ぎ‐けい【義兄】
1 義理の兄。妻または夫の兄、姉の夫など。 2 血縁関係はないが、兄弟の約束を交わして兄としている人。
ぎけいき【義経記】
室町前期の軍記物語。8巻。作者、成立年代ともに未詳。源義経(みなもとのよしつね)の不遇な幼年時代と、晩年の悲劇的な運命を描いたもの。判官(ほうがん)物語。義経(よしつね)物語。
ぎけい‐どう【義経堂】
1 平泉の衣川の館にある、源義経の木像を安置した堂。天和3年(1683)仙台藩主伊達綱村が建立。高館(たかだち)義経堂。 2 ⇒よしつねどう
ぎ‐かい【義解】
⇒ぎげ(義解)
ぎ‐げ【義解】
文章などの意味をときあかすこと。また、その書物。ぎかい。「令義解(りょうのぎげ)」など。
ぎ‐こう【義校】
明治時代の初めに、愛知県・岐阜県に普及した民間の簡易初等学校。
ぎ‐こう【義甲】
弦楽器を演奏するときに、指先にはめたり指で持ったりして用いる爪(つめ)状の道具。箏爪(ことづめ)・ピックの類。つめ。
ぎ‐ごわ【義強】
[形動][文][ナリ]強情で、なかなか自分の意志をまげないさま。頑固。「—な片意地な処もお有(あん)なすって」〈紅葉・金色夜叉〉