ルイス‐さん【ルイス酸】
米国の物理化学者G=ルイスが定義した酸。少なくとも一つの電子対を受けいれられる空の電子軌道をもつ原子・分子・イオン。電子対受容体。⇔ルイス塩基。
ルクレツィア‐ボルジア【Lucrezia Borgia】
ドニゼッティのイタリア語によるオペラ。全2幕。1833年初演。ユゴーの戯曲に基づく。ローマ教皇アレクサンドル6世を父にもつボルジア家のルクレツィアが、自らの不義により生まれた息子の命を心ならずも...
ル‐シッド【(フランス)Le Cid】
コルネイユの韻文悲劇。5幕。1637年初演。父の仇(かたき)ゴスマスを殺したロドリーグと、彼の婚約者でゴスマスの娘シメーヌとの愛と義務の相克を描く。 マスネーのオペラ。全4幕。1885年初演...
ルソーとロマンしゅぎ【ルソーとロマン主義】
《原題Rousseau and Romanticism》バビットの評論。1919年刊。ルソーに代表される近代的なロマン主義を批判、古典主義的な理想を説く。別邦題「ルソーとロマンティシズム」。
ルネ【(フランス)René】
シャトーブリアンの小説。「キリスト教精髄」第4部の「情熱の空漠性について」の挿話として発表。主人公の青年ルネの孤独や倦怠感は、後の時代の青年たちによる共感を得て、世紀病としてロマン主義の時代の若...
ルネサンス【(フランス)Renaissance】
《再生の意》14世紀イタリアに興り、16世紀までに全欧州に展開した学問上・芸術上の革新運動。ギリシャ・ローマの古典文化を復興し、教会中心の中世的世界観を離れ、現世の肯定、人間性の解放、個性の尊...
ルハバッド‐びょう【ルハバッド廟】
《Ruhobod Maqbarasi》ウズベキスタン南東部の古都サマルカンドにある霊廟。グリアミール廟の北側に位置する。14世紀の建造。神秘主義者シェイヒ=ブルハネッディン=サガルジを祭る。預言...
ルバイヤート【(ペルシア)Rubā‘iyāt】
《四行詩集の意》ペルシアの詩人ウマル=ハイヤームの詩集。12世紀に成立。19世紀半ばに英国の詩人エドワード=フィッツジェラルドによって英訳されて以降、その哲学的刹那(せつな)主義は世界的に反響を...
ルベーグ‐せきぶん【ルベーグ積分】
通常の積分での面積や体積の代わりに、ルベーグ測度とよぶ面積や体積を拡張した概念を用いて定義した積分。通常の積分よりも適用範囲が広い。フランスの数学者ルベーグ(H.Lebesgue)が創始。
ルンペンプロレタリアート【(ドイツ)Lumpenproletariat】
資本主義社会の最底辺に位置する浮浪的な貧民層。