も‐さ【猛者】
力のすぐれた勇猛な人。荒っぽい人。もうざ。「柔道部の—」
もちまる‐ちょうじゃ【持ち丸長者】
大金持ち。富豪。「—とさたせられ」〈浮・永代蔵・六〉
もの【者】
《「物」と同語源》人。多く、他の語句による修飾を受ける。卑下・軽視する場合や、改まった場合に用いられる。「店の—に言いつけてください」「土地の—に任せる」「持てる—の悩み」
ものずき‐しゃ【物好き者】
変わった趣味・趣向をもつ人。数奇者(すきもの)。好事家(こうずか)。「立石、面白いぞなあ。亭主—でおりゃる」〈鷺流狂・萩大名〉
もん【者】
「もの(者)」の音変化。近世後期頃から関東の言葉によく見られる。「若い—に任せる」
もん‐じゃ【問者】
1 問う人。質問者。 2 仏語。論議などの席や竪義(りゅうぎ)の際に、提出されている問題について竪者(りっしゃ)に問難する役の僧。 3 ⇒問頭(もんとう)
もん‐じゃ【文者】
学者。また、詩文に巧みな人。「まことしき—にて」〈大鏡・道隆〉
やかた‐もの【屋形者/館者】
武家屋敷に住む者。また、奉公する者。特に、江戸の遊里で、大名屋敷から通う江戸づめの侍をいう。「—と町者と、遊びの違ひ目あることは雪墨なり」〈ひとりね・上〉
やくざ‐もの【やくざ者】
1 素行の修まらない者。また、役に立たない者。 2 「やくざ2」に同じ。
やく‐しゃ【役者】
1 能楽・歌舞伎などで、役に扮(ふん)して演じる人。俳優。 2 駆け引きなどにたけている人。また、人前で抜け目なく振る舞う人。「なかなかの—で油断ならない人」 3 役目に当たる人。役人。「飯をは...