肩肘(かたひじ)張(は)・る
《無理に肩ひじを高くして身構えるところから》気負う。いばる。「—・った態度」
かた‐ぶとん【肩布団】
冬、就寝するとき、肩先の寒さを防ぐために用いる小布団。《季 冬》
かた‐み【肩身】
1 肩と身。からだ。「—をすぼめる」 2 世間・他人に対する面目。
肩身(かたみ)が狭(せま)・い
世間に対して面目が立たず、ひけめを感じる。「お古の制服で—・い思いをした」
肩身(かたみ)が広(ひろ)・い
世間に対して面目が立ち、得意である。「兄が賞をとって弟の私まで—・い」
かた‐みだし【肩見出し】
新聞などで、大見出しの肩につける小さな見出し。
かたもち‐がお【肩持ち顔】
一方の肩をもつような顔つき。ひいきをするようなようす。「いはれぬ主の—、出しゃばって怪我ひろぐな」〈浄・手習鑑〉
かた‐やき【肩焼(き)/肩灼き】
上代、鹿の肩の骨を焼いて、そのひび割れで吉凶を占うこと。太占(ふとまに)。
かた‐やすめ【肩休め】
[名](スル) 1 物をかつぐときに肩と荷物の間にはさむ布団のようなもの。肩当て。 2 担いでいた荷物や駕籠(かご)を下ろして、肩を休めること。「重い両掛を、竹杖壱本で軽々と—する」〈鳩翁道話・二〉
かた‐やま【肩山】
衣服の、前身頃(みごろ)と後身頃の肩での境目。