さんまい‐がた【三枚肩】
一挺(ちょう)の駕籠(かご)に三人がつき、二人ずつ交代で担ぐこと。三枚。
しじゅう‐かた【四十肩】
40歳ごろに、肩の関節が痛んで腕の動きが悪くなってくること。医学的には五十肩とともに肩関節周囲炎(凍結肩)と総称される。五十腕。四十腕(うで)。四十腕(かいな)。
しまい‐がた【四枚肩】
ふつう二人で担ぐ駕籠(かご)を四人で担ぐこと。また、交替の担ぎ手が二人ついた駕籠。しまいかご。
じ‐かた【地肩】
本来もっている肩の力。野球で、投手の球速や野手の遠投力などにいう。「—が強い」
じゃっ‐けん【弱肩】
野球などで、球を投げる力が弱いこと。
そう‐けん【双肩】
左右両方の肩。多く、責任や義務を負うもののたとえにいう。両肩。「—に担う」「国の将来は若者の—にかかっている」
つう‐けん【通肩】
僧の袈裟(けさ)の着方で、両肩をおおって着ること。
とうけつ‐かた【凍結肩】
肩の可動域が制限され、痛みを伴う症状。一般に五十肩や四十肩、医学的には肩関節周囲炎とよばれる。英語圏での呼称フローズンショルダーを直訳したもの。
なで‐がた【撫で肩】
なでおろしたようになだらかに下がった肩。「ほっそりした—の人」⇔怒り肩。
にまい‐がた【二枚肩】
駕籠(かご)を二人でかつぐこと。また、その駕籠。「—にもえ乗らいで」〈松の葉・三〉