はい‐すいしゅ【肺水腫】
肺の組織に体液がたまった状態。心不全に伴う肺鬱血(うっけつ)などで生じ、呼吸困難や泡沫状の痰(たん)などの症状がみられる。
はいせい‐しん【肺性心】
肺疾患が原因となって肺の血流や換気が低下するため、心臓の負担が増し、特に右心が肥大して弱った状態。チアノーゼ・呼吸困難などの症状が認められる。
はい‐せん【肺尖】
肺の上部の部分。円錐状の頂をつくり、鎖骨を越えて突出している。
はい‐せんいしょう【肺線維症】
肺に線維組織が過剰に形成される病気。肺胞壁の肥厚により、ガス交換が十分に行われなくなり、呼吸機能が低下する。塵肺・膠原病・間質性肺炎・サルコイドーシスなどから進行する。息切れ・痰(たん)を伴わな...
はいせん‐カタル【肺尖カタル】
肺尖部の結核性病変。肺結核の初期症状。また、肺結核が治りにくかった時代には、ぼかしていうのにも使われた。
はい‐そくせん【肺塞栓】
下肢などの静脈に生じた血栓などが肺動脈に入り、閉塞するために起こる疾患。胸痛・呼吸困難やショック状態を呈する。
はい‐ぞう【肺臓】
「肺」に同じ。
はいぞう‐ジストマ【肺臓ジストマ】
肺吸虫(はいきゅうちゅう)の別名。肺臓二口虫(にこうちゅう)。
はい‐ていけいせいい【肺低形成】
胎児期に肺の発育・形成が妨げられ、出生直後から重度の呼吸障害を起こす病気。圧迫や羊水過少のため胎児の呼吸様運動が抑制されることで生じると考えられている。胎児・新生児肺低形成。
はい‐どうみゃく【肺動脈】
心臓から肺に静脈血を送る動脈。左右1本ずつあり、心臓から出るので動脈とよばれる。