くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
クルミの実を二つ割りにしたような形の足を四隅につけた粗製の膳。
くるみ‐あぶら【胡桃油】
クルミの実を搾ってつくる油。黄緑色で香味があり、食用とするほか油絵の具などの製造に用いる。
くるみ‐いろ【胡桃色】
1 クルミの樹皮で染めた薄い褐色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は香色(こういろ)、裏は白。 3 紙の色の名。クルミの実に似た薄茶色。「—といふ色紙(しきし)の厚肥えたるを」〈枕・一三八〉
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
クルミの実をすりつぶして葛粉(くずこ)をまぜ、水を加えて煮て豆腐のように固めたもの。椀物の種や煮物に用いる。
くるみ‐パン【胡桃パン】
砕いたクルミの実を生地に混ぜて焼いたパン。
くるみ‐もち【胡桃餅】
1 クルミの実を加えて作った餅。 2 すったクルミの実を砂糖と醤油あるいは酒・塩などで調味し、餅にからめたもの。
くるみ‐わり【胡桃割(り)】
クルミの実を挟んで殻を割る器具。ナッツクラッカー。
くるみわりにんぎょう【胡桃割り人形】
《原題、(ロシア)Shchelkunchik》チャイコフスキー作曲のバレエ音楽。2幕。台本はE=T=A=ホフマンの童話に基づくもの。1892年ペテルブルグで初演。
ぐみ【茱萸/胡頽子】
グミ科グミ属の植物の総称。ナワシログミ・ナツグミ・アキグミ・トウグミ・ツルグミなど。全体に星状の鱗片(りんぺん)または毛がある。実は熟すと赤くなり、食べられる。《季 秋》
ぐみ‐ざけ【茱萸酒/胡頽子酒】
熟したグミの実を干し、汁を搾り取ってつくった果実酒。《季 秋》