こ‐そん【胡孫/猢猻】
猿の別名。「—の枝に離れたる心地しつ」〈読・弓張月・後〉
こたい‐し【胡頽子】
ナワシログミのこと。
こ‐ち【胡地】
胡の国の土地。えびすの国。転じて、未開の土地。
こ‐ちく【胡竹】
竹の一種。横笛の材料とする。また、それで作った横笛。呉竹。
こ‐ちょう【胡蝶/蝴蝶】
1 昆虫チョウの別名。《季 春》「夕日影町半(まちなか)にとぶ—かな/其角」 2 紋所の名。チョウの形を図案化したもの。 [補説]作品名別項。→胡蝶
こちょう【胡蝶/蝴蝶】
源氏物語第24帖の巻の名。貴公子たちが求愛する玉鬘(たまかずら)に養父源氏までが懸想するさまを描く。
「胡蝶楽」の略。
謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛流。旅僧が梅を見ていると、胡蝶の精が...
こちょう‐こつ【胡蝶骨】
「蝶形骨(ちょうけいこつ)」に同じ。
こちょう‐じょうさい【胡朝城塞】
《Thanh Nha Ho》ベトナム北部、タインホア省にある城跡。首都ハノイの南約130キロメートルに位置する。1400年から1407年にかけて、わずか7年間続いた胡朝時代に都が置かれた。建造当...
こちょう‐すみれ【胡蝶菫】
サンシキスミレの別名。
こちょう‐そう【胡蝶装】
《糊(のり)付けした面を開くと胡蝶が羽を広げたようになるところから》粘葉(でっちょう)装の異称。