つくし‐がも【筑紫鴨】
カモ科の鳥。全長63センチくらい。体は白く、頭・くびは黒色で緑色の光沢があり、肩から胸に栗色の帯がある。ユーラシアに広く分布。日本では冬に九州の有明海沿岸に少数渡来。
つじ‐ぶさ【辻総】
馬具の総尻繋(ふさしりがい)の一。尻繋の組み違えの前後に総をつけ、胸繋(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素な総尻繋で、殿上人(てんじょうびと)、また地下(じげ)では検非違使(けびいし)の...
つっ‐ぱり【突っ張り】
1 つっぱること。 2 倒れたり外から開(あ)いたりしないように物に押し当てて立てる柱や棒。つっかい棒。支柱。 3 相撲で、平手で相手の胸や肩を突くこと。両手で同時に突けばもろ手突き。 4 虚勢...
つつ・む【包む】
[動マ五(四)] 1 物を、紙や布などの中に入れてすっかりおおう。「風呂敷で—・む」 2 (多く受け身の形で)物をすっかり取り囲むようにする。「山中で霧に—・まれる」「火に—・まれた家」「事件は...
つの‐ぜみ【角蝉】
1 半翅(はんし)目ツノゼミ科の昆虫の総称。セミに似るが体長1センチほどで、胸には側方や背方に伸びる突起をもつ。植物の汁液を吸う。 2 ツノゼミ科の一種。体長5〜8ミリで黒色。夏に山地でみられる。
つばめ
《動詞「つばむ」の連用形から。「燕」の字を当てることが多い》とりまとめること。特に金銭を合算すること。また、収支の帳尻を合わせること。「毎月の胸算用せぬによって、—のあはぬ事ぞかし」〈浮・胸算用・一〉
つばめ‐このしろ【燕鰶】
スズキ目ツバメコノシロ科の海水魚。全長約50センチ。体は側扁し、銀白色。胸びれ下方の軟条(なんじょう)が分かれていて、海底に接触させてえさを探す。
つぶ‐つぶ
[名](「粒粒」とも書く)たくさんの粒状のもの。また、その一つ一つ。ぼつぼつ。「顔に—ができる」「—のあるきゅうり」「—ジュース」→つぶつぶ感
[副] 1 たくさんの粒を感じるさま。「—とし...
つぶらわ・し【潰らはし】
[形シク]今にもつぶれるような感じである。「人々しげく並みゐたれば、いと胸—・しく思さる」〈源・賢木〉
つぶ・れる【潰れる】
[動ラ下一][文]つぶ・る[ラ下二]《形容動詞「円(つぶ)ら」から》 1 外部からの力を受けて、もとの形が崩れる。「地震で建物が—・れる」「肉刺(まめ)が—・れる」 2 角が丸くなる。すりへる。...