だつりんさん‐か【脱燐酸化】
リン酸化されたたんぱく質からリン酸を除去する化学反応。プロテインホスファターゼによってリン酸エステル結合が加水分解され、リン酸基が脱離する。リン酸化とともに、生体内での情報伝達や酵素の活性調節な...
だつ‐りんさんかこうそ【脱燐酸化酵素】
⇒ホスファターゼ
だつ‐ろう【脱漏】
[名](スル)あるはずのものが抜け落ちること。遺漏。「文章に—した部分がある」
だつ‐ろう【脱牢】
[名](スル) 1 牢から逃げ出すこと。脱獄。 2 束縛からのがれること。「この寂寥から—するために」〈三重吉・小鳥の巣〉
だつ‐ろう【脱蝋】
石油留分中から、含まれている蝋分(パラフィン)を除くこと。潤滑油などの低温での流動性をよくするために行う。
ぬき・つ【脱きつ】
[動タ下二]《「ぬ(脱)きう(棄)つ」の音変化》脱ぎ捨てる。「うけ沓(ぐつ)を—・つるごとく踏み脱きて」〈万・八〇〇〉
ぬぎ‐かけ【脱(ぎ)掛け】
1 脱いでいる途中であること。「—の服をあわてて着直す」 2 「脱ぎ下げ」に同じ。 3 着物を半分脱いで、肩を出すこと。肩脱ぎ。また、抜き衣紋(えもん)にすること。「ゆたかに—して肌帷子の紋所に...
ぬぎ‐か・ける【脱(ぎ)掛ける】
[動カ下一][文]ぬぎか・く[カ下二] 1 衣服を脱ぎはじめる。途中まで脱ぐ。「—・けたコートをまた着直す」 2 衣服を脱いで物や肩に掛ける。「我が身は竹の林にあらねどもさたが衣を—・くるかな」...
ぬぎ‐さげ【脱ぎ下げ】
能装束の着方の一。着流しにした唐織(からおり)などの右袖を脱いで後ろに垂らすもの。狂女物に多い。脱ぎ掛け。
ぬぎ‐すて【脱(ぎ)捨て】
脱ぎ捨てたままにすること。また、その衣服や履物。「—の寝巻」