こし‐もの【腰物】
刀剣・印籠(いんろう)など、腰に帯びる物。こしのもの。「形見とておきて—そのままに返すのみこそさすがなりけれ」〈曽我・五〉
こし‐もよう【腰模様】
衣服の腰にあたる部分につけた模様。
こし‐やね【腰屋根/越し屋根】
通風・採光などのために、大棟の上に設けた小さい屋根。
こし‐ゆ【腰湯】
たらいなどに入れた湯に腰から下だけつかること。座浴。「—を使う」
こし‐ゆい【腰結い】
1 和服・袴(はかま)などのひもを腰部で結ぶこと。また、その結びの部分。 2 袴着(はかまぎ)や裳着(もぎ)の儀式のとき、袴や裳の腰のひもを結ぶ衣紋奉仕の役。徳望のある人が選ばれた。
こし‐よわ【腰弱】
[名・形動] 1 腰の力の弱いこと。また、その人。 2 粘りけや弾力が少ないこと。また、そのさま。「—な餅」 3 忍耐力や押し通す力が弱いこと。また、そのさまや、そのような人。「そんな—なことで...
こし‐わざ【腰技】
柔道の投げ技で、主に腰を働かせて投げ倒す技の総称。浮き腰・大腰・腰車・釣り込み腰・払い腰・釣り腰・はね腰・移り腰・後ろ腰の9種。
腰(こし)を上(あ)・げる
1 座っている人が立ち上がる。「出発の時刻と聞いて—・げる」 2 行動するための態勢をとる。「綱紀粛正にやっと重い—・げる」
腰(こし)を入(い)・れる
1 腰を安定させた姿勢をとる。「—・れて押す」 2 しっかりした心構えで事に当たる。本腰になる。「—・れて環境保全に取り組む」
腰(こし)を浮(う)か・す
立ち上がろうとして腰を上げる。中腰になる。「地震と気づいて、思わず—・した」