つめ‐ばら【詰(め)腹】
1 本意でない責任をとらされること。強制的に辞職させられること。「部下の不始末で—を切らされる」 2 強いられて、やむをえず切腹すること。「急ぎ—切らするか」〈浄・嫗山姥〉
てかけ‐ばら【手掛け腹/妾腹】
「めかけばら」に同じ。「御存じの通りお—のお姫様」〈浄・反魂香〉
てっぽう‐ばら【鉄砲腹】
鉄砲で自分の腹をうちぬいて死ぬこと。
て‐の‐はら【手の腹】
てのひら。たなごころ。
でっ‐ぱら【出っ腹】
「でばら」の音変化。
で‐ばら【出腹】
太って張り出した腹。でっぱら。
とう‐ふく【当腹】
《古くは「とうぶく」》今の妻の腹から生まれたこと。また、その人。「元来—の三男治部大輔義将寵愛して」〈太平記・三七〉
と‐ふく【屠腹】
[名](スル)切腹。割腹(かっぷく)。
どう‐じゃばら【胴蛇腹】
蛇腹の一種。建物の壁面に帯状に取り付けた突出部分。→蛇腹2
どう‐ふく【同腹】
1 同じ母から生まれたこと。また、その人。⇔異腹。 2 心を同じくすること。また、その人。同心。「此者島田と—にて主家を不義に陥れしめ」〈染崎延房・近世紀聞〉