むし‐ばら【虫腹】
寄生虫によって起こる腹痛。
むしゃくしゃ‐ばら【むしゃくしゃ腹】
むしゃくしゃして腹立たしい気分。「這箇(こっち)も—で」〈紅葉・金色夜叉〉
むし‐やしない【虫養い】
《腹の虫に食物を与える意》空腹を一時的にしのぐこと。また、その食物。他の欲望についてもいう。虫押さえ。
むしょう‐に【無性に】
[副] 1 ある感情が激しく起こるさま。むやみに。やたらに。「—腹が立つ」「—故郷が恋しい」 2 あとさきを考えずにやみくもに行うさま。むやみに。やたらに。「—めでたがるまい」〈浄・反魂香〉
虫(むし)を起(お)こ・す
1 子供が腹痛を起こしたり神経質になって泣いたりする。 2 欲望を生じる。「なまけの—・す」
むすめ‐ばら【娘腹】
母とその娘の両方を妻にしたとき、娘のほうから生まれた子。「親腹の五宮をばいみじう愛しおぼし、—の六宮をば殊の外にぞおぼされける」〈栄花・初花〉
むず‐つ・く
[動カ五(四)] 1 むずむずする。「下腹のあたりが—・く」 2 もどかしく思う。「夜深くならぬ間と心—・けども」〈緑雨・かくれんぼ〉
ムタツミンダ‐さん【ムタツミンダ山】
《Mtatsminda》ジョージアの首都トビリシの市街西方にある山。標高727メートル。グルジア語(ジョージア語)で「聖なる山」を意味する。中腹のパンテオンとよばれる聖ダビデ教会には共同墓地が...
むだ‐ばら【無駄腹/徒腹】
無益の切腹。転じて、何の意味もない責任をとらされること。「—を切る」
む‐ちょう【無腸】
1 腹のすわっていないこと。節操のないこと。「—の男は薩長政府に取入って」〈蘆花・黒潮〉 2 「無腸公子」の略。