しけ‐しだ【湿羊歯】
メシダ科の多年生のシダ。山野に自生。葉は長さ20〜40センチで羽状複葉。葉の裏の胞子嚢(ほうしのう)は半月形の膜で覆われている。
し‐こう【視紅】
脊椎動物の目の網膜にある紫紅色の感光物質。光が当たると化学変化を起こして色が薄くなり、暗くなるともとに戻る。ビタミンAが欠乏するとこの物質が生成されず、夜盲症になる。ロドプシン。視紅素。視紫紅。
し‐さ【視差】
1 目と対象物との相対的位置の移動または差違による、網膜上の結像の位置の変化。対象物に対して、両眼の視線の挟む角度で表される、両眼視差によって対象物の遠近を知覚する。 2 天文学で、天体の一点を...
し‐さいぼう【視細胞】
光を受容することにより感覚を生じる細胞。下等動物では、散在するものと、集まって視覚器となるものとがある。高等動物では多数が集まって目の網膜をつくる。
ししつ‐にじゅうそう【脂質二重層】
細胞膜の基本構造を成す、リン脂質を主とする膜。隙間なく並んだリン脂質が疎水性部分を内側に、親水性部分を外側に向けて二重の層となる。細胞膜の表面は親水性をもち、内部は脂肪酸に満ちて細胞の内外を遮断...
ししゅう‐えん【歯周炎】
歯周組織(歯のセメント質・歯根膜(しこんまく)・歯肉(しにく)・歯槽骨(しそうこつ)の総称)に起きる炎症。歯肉炎とともに歯周病などとよばれる。→歯肉炎
ししゅう‐ポケット【歯周ポケット】
歯と歯肉の間にある隙間(歯肉溝)が広がったもの。歯肉溝は健康な人で約1〜2ミリの深さがあるが、歯を支える歯槽骨や、歯と歯槽骨をつなぐ歯根膜が細菌に破壊されるなどにより、通常よりも深くなった状態を...
し‐しんけい【視神経】
網膜の視細胞からの刺激を大脳に伝え、視覚をつかさどる神経。第二脳神経。視束。
ししんけい‐こうさ【視神経交叉/視神経交差】
左右の視神経が交差するところ。視床下部の前方、脳下垂体の上方にある。視交叉。 [補説]ヒトの場合、網膜の内側(鼻側)半分から出る視神経が交差して眼球と反対側の大脳に至り、網膜の外側(耳側)半分か...
ししんけい‐しょう【視神経鞘】
眼球の後方で、視神経乳頭から視交叉(しこうさ)に向かう視神経を包んでいる髄膜。