のう‐しゅよう【脳腫瘍】
頭蓋骨・脳実質・脳脊髄膜・脳血管などに生じた腫瘍の総称。原発性のもののほか、肺癌(はいがん)・乳癌などの転移によるものも多い。頭痛・嘔吐(おうと)・視力障害・めまい・痙攣(けいれん)・意識障害な...
のう‐じっしつ【脳実質】
脳膜に包まれた、脳そのものの部分。大脳・小脳・脳幹などをさす。→実質2
のうずい‐まく【脳髄膜】
脳を覆い包んでいる膜の総称。外側から硬膜・クモ膜・軟膜の3層をなす。下部は脊髄膜とつながっている。脳膜。
のうせきずい‐えき【脳脊髄液】
脳脊髄の蜘蛛(くも)膜・軟膜間や脳室内を満たしている無色透明の液体。脳室で生成されて循環し、脳脊髄の保護・栄養補給などの働きをしている。髄液。
のうせきずいえき‐げんしょうしょう【脳脊髄液減少症】
脳脊髄液が漏出・産生低下などによって減少することにより、頭痛・頸部痛・めまい・耳鳴りなどの症状が起こる病気。髄液が漏れている部分の硬膜外腔に患者自身の血液を注入し凝固させて塞ぐ、ブラッドパッチと...
のうせきずいえき‐ろうしゅつしょう【脳脊髄液漏出症】
脳脊髄液減少症のうち、硬膜外に脳脊髄液の漏出・貯留が認められるもの。
のうせきずい‐まく【脳脊髄膜】
脳と脊髄を覆う膜。外側から硬膜・蜘蛛(くも)膜・軟膜の3層よりなる。髄膜。
のうせきずいまく‐えん【脳脊髄膜炎】
⇒髄膜炎
のう‐そっちゅう【脳卒中】
脳動脈の障害により急激に意識を失って倒れ、運動・言語などの障害が現れる疾患の総称。脳出血・蜘蛛膜下(くもまくか)出血・脳梗塞など。卒中。→脳血管障害
のうどうみゃく‐りゅう【脳動脈瘤】
脳の動脈の壁にできたこぶのこと。動脈硬化・高血圧などが原因。破裂すると蜘蛛膜下出血などを引き起こす。大きさや部位によって手術やカテーテルによる治療が必要とされる。