かたい‐こつ【下腿骨】
下腿をなす骨。脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ)・膝蓋骨(しつがいこつ)からなる。→骨格
かた‐はく【片白】
白米と黒麹(くろこうじ)とで醸造した酒。江戸時代に造られた濁り酒の一つで、諸白(もろはく)より品質が劣る。「酒はいいのがあるかの。しかし諸白ではなくて、—にはこまる」〈滑・膝栗毛・五〉
かち‐に【徒荷】
人足が歩いて運ぶ荷物。「大坂から—でとりよせますさかひ」〈滑・膝栗毛・七〉
かち‐はだし【徒跣】
履物をはかないで地面を歩くこと。はだし。「ズボンを膝の上までたくし上げ、靴をぶら提げて—になっていたが」〈谷崎・細雪〉
かに‐あるき【蟹歩き】
1 カニの脚のように膝を曲げて歩くこと。がにまたで歩くこと。 2 カニのように横向きに歩くこと。
かま‐もと【竈元/釜元】
1 台所。勝手元。「—を立ちまはる内は古い着物を着て」〈滑・浮世床・三〉 2 《昔、水銀を釜に入れて焼く方法で、おしろいを製したところから》おしろいの製造元。「—のおしろい、川端のふしのこは、雪...
かみ‐さま【上様】
1 身分の高い人の妻を敬っていう語。奥方。「御館(みたち)も—も」〈義経記・八〉 2 近世、商家や一般の人の妻を敬っていう語。おかみさん。「与太郎どのの—は」〈滑・膝栗毛・初〉 3 近世、上方で...
カメ
西洋犬のこと。明治初期、西洋人が飼い犬を呼ぶのに「Come here!」と言うのを「カメヤ」と聞き、「カメ」を犬の意、「ヤ」を呼びかけの意の「や」ととったことによる。「おれが面を見りゃア異人館の...
かろし・める【軽しめる】
[動マ下一][文]かろし・む[マ下二]軽くみる。あなどる。見下げる。「こうこう、強勢おれを—・めるの」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
かわ‐づかえ【川支え】
「川止め」に同じ。「大井川の—にて」〈滑・膝栗毛・三〉