おのれ‐がお【己顔】
自分だけはという誇らしげな顔つき。得意顔。我は顔。「—に幅をして」〈花袋・春潮〉
己(おのれ)達(たっ)せんと欲(ほっ)して人(ひと)を達(たっ)せしむ
《「論語」雍也(ようや)から》自分が目的を遂げようと思うときは、まず人を助けて目的を遂げさせる。仁ある者は事を行うのに自他の区別をしないことをいう。
おのれ‐と【己と】
[副]自分から。みずから。また、ひとりでに。自然に。「空には星があるが、高い所に—光るのみで」〈漱石・満韓ところどころ〉
己(おのれ)に如(し)かざる者(もの)を友(とも)とする勿(なか)れ
《「論語」学而から》善を求め道を修め、みずからを向上させるためには、自分より劣る者と交わってはならない。
己(おのれ)の欲(ほっ)せざるところは人(ひと)に施(ほどこ)す勿(なか)れ
《「論語」顔淵などから》自分が好まないことを他人に無理じいしてはならない。
己(おのれ)を責(せ)めて人(ひと)を責(せ)めるな
《「東照公遺訓」から》自分の責任でさせたことを、他人のせいにするな。
己(おのれ)を枉(ま)・げる
《「孟子」万章上から》自分の信念をまげる。節(せつ)をまげる。「—・げないで生きる」
御鉢(おはち)が回(まわ)・る
《人の多い食事の席で、飯びつが回って自分の所へやってくる意から》順番が回ってくる。「とうとう世話役の—・ってきた」
おば‐さん【小母さん】
1 よその年配の女性を親しんでいう語。「行商の—」⇔小父(おじ)さん。 2 子供に対して、大人の女性が自分をさしていう語。「—にも見せて」⇔小父さん。
オフィス‐ポリティックス【office politics】
職場政治学。職場内の自分の立場を正確にとらえ、うまく立ち回っていくために、上下関係や横の人間関係などを分析し、それに基づいて行動すること。