じよう‐しゃ【自用車】
自家用の車。自家用車。「西洋人のおおぜい乗った—らしいのが」〈寅彦・あひると猿〉
自余(じよ)に混(こん)ぜ◦ず
他とは紛れようがない。並々でない。「—◦ヌ人」〈日葡〉
じらいや【自来也/児雷也】
読本・草双紙・歌舞伎などに登場する人物。蝦蟇(がま)の妖術を使い、神出鬼没の活躍をする。中国、宋の沈俶撰(しんしゅくせん)の説話集「諧史」に現れる怪盗の我来也を翻案したもの。
じ‐り【自利】
1 自分の利益。 2 仏語。自力の修行によってその功徳・利益を自分一人で受け取ること。
じ‐りき【自力】
1 自分ひとりの力。じりょく。「—で脱出する」⇔他力(たりき)。 2 仏語。自分だけの力で修行し悟りを得ようとすること。⇔他力(たりき)。
じりき‐えこう【自力回向】
仏語。自分の力で修めた功徳を、自分の悟りを得る手だてとすること。
じりき‐きょう【自力教】
仏語。自分の力によって修行し悟りを得ようとする聖道門(しょうどうもん)の教え。自力門。⇔他力教。
じりき‐こうせい【自力更生】
他の力を頼らず、自分の力によって立ちなおること。
じりき‐しゅう【自力宗】
仏語。自分の力によって修行し悟りを得るのを建て前とする宗派。禅宗・真言宗・天台宗など。⇔他力宗。
じりき‐ねんぶつ【自力念仏】
仏語。阿弥陀仏の本願の力によらず、自分の力で往生を遂げようという心で唱える念仏。⇔他力念仏。