けい‐かん【挂冠/掛冠】
[名](スル)《「挂」は掛けるの意》官職を辞めること。辞職すること。致仕(ちし)。かいかん。 [補説]後漢の逢萌(ほうぼう)が王莽(おうもう)に仕えることを潔しとせず、冠を解いて東都の城門に掛け...
けん‐しゃ【懸車】
1 《退官のときに帝から贈られた車を、記念のため高く懸けて子孫に伝えたという「漢書」薛広徳(せつこうとく)伝の故事から》退官すること。 2 《「白虎通」致仕から》中国で定められた退官の年齢。70...
し【仕】
[音]シ(漢) ジ(呉) [訓]つかえる つかまつる [学習漢字]3年 〈シ〉 1 役人になる。つかえる。「仕官/出仕・致仕・奉仕」 2 動詞「する(為る)」の連用形「し」の当て字。「仕方・仕...
仕(し)を致(いた)・す
官職をやめる。致仕(ちし)する。
たい‐しん【退身】
[名](スル)ある事柄から身を引くこと。特に、官職を退くこと。致仕(ちし)。「—の取做し頼むの外、予も別に思案はないわえ」〈逍遥・桐一葉〉
大勇(たいゆう)は怯(きょう)なるが如(ごと)し
《蘇軾「賀欧陽少師致仕啓」から》真に勇気ある人は、むやみに人と争うようなことはしないから、一見おくびょう者に見える。
大知(たいち)は愚(ぐ)の如(ごと)し
《蘇軾「賀歌欧陽少司致仕啓」から》真の知者は、知識や知恵をむやみにひけらかすようなことはしないので、一見愚者のようにみえる。大賢(たいけん)は愚なるがごとし。
ち【致】
[常用漢字] [音]チ(呉)(漢) [訓]いたす 1 めざすところまで届ける。至らせる。「引致・招致・送致・誘致・拉致(らち・らっち)」 2 最後まで行き着く。「致死・致命傷」 3 物事の行き着...
夕(ゆう)べの陽(ひ)に子孫(しそん)を愛(あい)す
《白居易「秦中吟」不致仕から》老年になって、子や孫をかわいがる。