興(きょう)が乗(の)・る
おもしろさを感じて夢中になる。
きょう‐が・る【興がる】
[動ラ五(四)] 1 興味を示す。おもしろがる。「一座の—・るような話を持ち掛けて」〈谷崎・異端者の悲しみ〉 2 一風変わっている。酔狂である。「竹斎とて、—・る痩法師一人あり」〈仮・竹斎・上〉
興(きょう)が湧(わ)・く
おもしろさを感じる。
きょう‐げん【興言】
[名](スル)一時の興にまかせて言うこと。また、その言葉。座興の言。「後撰、古今ひろげて—し遊びて」〈大鏡・道兼〉
きょうげん‐りこう【興言利口】
即興の巧みな話術。
きょう‐ざまし【興醒まし】
[名・形動]楽しい気分や興味をそぐこと。また、そのようにするものや、そのさま。「ここで金の話を出すのは全く—だ」
きょう‐ざめ【興醒め】
[名・形動](スル)《「きょうさめ」とも》それまでの楽しい気分や興味が薄れること。また、そのさま。「祝いの席で—な話はするな」
きょう‐ざ・める【興醒める】
[動マ下一][文]きょうざ・む[マ下二]《「きょうさめる」とも》あることがきっかけとなって、それまでの楽しい気分や興味が薄れる。「へたな芝居に—・めた顔」
きょう‐しゅ【興趣】
味わいの深いおもしろみ。「—を添える」「—が尽きない」
きょう‐じょ【興女】
遊女。「ただ—は酒なんどの一座は所々にて」〈浮・一代女・一〉