こうじょう‐あきんど【口上商人】
江戸時代、盛り場の路傍で、巧みな弁舌で人を集め、品物を売る商人。
こう‐ぜつ【口舌】
1 口と舌。 2 口先だけの言葉。物言い。くぜつ。「人生の目的は—ではない実行にある」〈漱石・吾輩は猫である〉
こう‐ぜつ【喉舌】
1 のどと舌。また、言葉。 2 君主の言葉を取り次ぎ、伝えること。また、その官。
口舌(こうぜつ)の雄(ゆう)
弁舌にはすぐれているが実行力の伴わない人を皮肉っていう言葉。
こうぜつ‐ぼいん【後舌母音】
母音の中で、オのように奥舌面が軟口蓋に向かって持ち上がるもの。後母音。奥舌(おくじた)母音。うしろじたぼいん。
こうちょう‐ぜつ【広長舌】
1 「長広舌(ちょうこうぜつ)」に同じ。 2 仏の三十二相の一。仏の舌が広く長いこと。嘘偽りのない相とされる。大舌相。
こうとう‐がい【喉頭蓋】
喉頭の入り口を覆う、ふた状のもの。舌根のすぐ後ろにある高まりで、飲食物が食道へ行くように喉頭をふさぐ。会厭(ええん)。
こうない‐えん【口内炎】
口腔の粘膜や舌、歯肉などの炎症。口炎(こうえん)。
こうない‐おん【喉内音】
悉曇(しったん)学で、三内音の一。喉(のど)で調音される音。[kɡŋ]の類。→唇内音 →舌内音
小口(こぐち)を利(き)・く
利口ぶったことを言う。多少弁舌の才がある。「この商売屋の亭主とみえて、少し小口でも利かうといふ男」〈滑・膝栗毛・六〉