けし‐まく【消し幕】
歌舞伎で、死んだ役の人物を舞台から退場させるとき、見物人に見えないように後見(こうけん)がかざす黒または赤の布。
けしょう‐ごえ【化粧声】
歌舞伎で、荒事(あらごと)の主役の動きに合わせて舞台上の端役たちが唱和する掛け声。
けしょう‐りょう【化粧料】
1 化粧の費用。化粧代。また、婦人のこづかい銭。 2 中世、女子にその生存の間だけに限定して譲渡された財産。→一期分(いちごぶん) 3 江戸時代、嫁入りの持参金。 4 舞台化粧の顔料。 5 化粧品。
けっこんてつがく【結婚哲学】
《The Marriage Circle》米国の映画。1924年作。監督はルビッチ。ウィーンの上流社会を舞台に、2組の夫婦の恋の行方を描く喜劇。
ケレタロ【Querétaro】
メキシコ中部、ケレタロ州の都市。同州の州都。首都メキシコシティーの北西約180キロメートルに位置する。かつてグアナフアトやサカテカスなどの銀山の中継地として発展。メキシコ独立運動の密計、マクシミ...
けんかえれじい
鈴木隆の小説。昭和初期の旧制中学を舞台に、バンカラな少年たちの青春を描く。昭和41年(1966)刊行。同年、鈴木清順監督、新藤兼人脚色により映画化。
げい‐うら【芸裏】
《花道での役者の芸を背後から見るところから》歌舞伎で、舞台に向かって花道の左側の観客席。⇔芸表(げいおもて)。
げい‐おもて【芸表】
《花道での役者の芸を正面からみるところから》歌舞伎で、舞台に向かって花道の右側の観客席。⇔芸裏(げいうら)。
げ‐ざ【下座】
[名](スル) 1 貴人に対して行う礼。座をおりて平伏すること。「門番が忽ち本門の側に—した」〈鴎外・渋江抽斎〉 2 しもての座席。しもざ。⇔上座。 3 歌舞伎劇場で、囃子(はやし)方のいる席。...
げざ‐おんがく【下座音楽】
歌舞伎の効果音楽。唄・合方(あいかた)・鳴り物に大別され、三味線・笛・太鼓などを用い、舞台下手の黒御簾(くろみす)の中で演奏する。幕の開閉、人物の出入り、せりふその他の舞台演技の効果を上げるため...