あま【海人/海士/海女/蜑】
1 海に潜って貝類や海藻をとるのを仕事とする人。男を「海士」、女を「海女」と書く。《季 春》「流木を火となし母の—を待つ/三鬼」 2 海辺に住み、魚介や海藻をとるのを業とする者。漁師。「打麻(う...
あまかし‐の‐おか【甘橿岡】
《「甘樫丘」とも書く》奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。允恭(いんぎょう)天皇が姓氏の乱れを正すため諸氏を集めて盟神探湯(くかたち)を行った地。また、蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿(いるか...
あまくさ‐いし【天草石】
熊本県天草下島で採掘され、陶磁器の原料となる良質の陶石。天草陶石。
あま‐なつ【甘夏】
大分県で改良された、ナツダイダイの変種。酸味が少なく甘い。甘夏柑(あまなつかん)。
あま‐の‐かぐやま【天香山/天香具山】
高天原(たかまがはら)にあったといわれる山。 奈良県橿原(かしはら)市の山。標高152メートル。畝傍(うねび)山・耳成(みみなし)山とともに大和三山の一。香具山。あめのかぐやま。[歌枕]「大...
あま‐の‐こ【海人の子】
1 漁師の娘。「漁(あさ)りする—どもと人は言へど見るに知らえぬ良人(うまひと)の子と」〈万・八五三〉 2 《船上で世を過ごすところから》遊女。「白浪の寄するなぎさに世を過ぐす—なれば宿も定めず...
あまのみはしら‐の‐かみ【天御柱神】
国御柱神(くにのみはしらのかみ)とともに、奈良県生駒(いこま)郡三郷町にある竜田大社の祭神。風神。
あまみ‐ぐんとう【奄美群島】
鹿児島県薩南諸島の南部を占める島々。大島を主島として、喜界島(きかいじま)・徳之島・沖永良部(おきのえらぶ)島・与論(よろん)島などからなる。古くは大陸や琉球との交易の要路。慶長14年(1609...
あまみぐんとう‐こくりつこうえん【奄美群島国立公園】
鹿児島県、奄美群島に広がる国立公園。奄美大島南部のリアス海岸・喜界(きかい)島の隆起サンゴ礁地形・沖永良部(おきのえらぶ)島の鍾乳洞群・与論島の海岸地形などさまざまな地形がみられる。また、ルリカ...
あまやどり【雨やどり】
半村良の短編小説。昭和49年(1974)発表。同年、第72回直木賞受賞。新宿の裏通りのバーを舞台に描く男女の物語。昭和50年(1975)テレビドラマ化。