いも‐もち【芋餅】
ゆでたり蒸したりした芋をつぶし、餅米や片栗粉と合わせてこね、焼いたもの。ジャガイモ・サツマイモ・サトイモなど、地域によりさまざまな芋が用いられる。
いも‐ようかん【芋羊羹】
サツマイモを蒸してつぶし、砂糖を加えて作ったようかん。
芋(いも)を洗(あら)うよう
《里芋を桶(おけ)などに入れて棒でかきまぜて洗うようすから》狭い所で多数の人が込み合うようすのたとえ。芋の子を洗うよう。
う【芋】
[常用漢字] [音]ウ(呉)(漢) [訓]いも 〈ウ〉イモ類の総称。「海芋(かいう)」
〈いも〉「芋蔓(いもづる)/里芋」 [難読]芋茎(ずいき)・芋苗(ずいき)
うも【芋】
イモの古名。「意吉麻呂(おきまろ)が家なるものは—の葉にあらし」〈万・三八二六〉
ずいき【芋茎/芋苗】
《語源未詳》サトイモの葉柄。ふつう、赤茎のものを酢の物・煮物などにして食べる。干しずいきは、いもがらという。《季 秋》「—さく門賑はしや人の妻/太祇」
ずいき‐まつり【芋茎祭/瑞饋祭】
京都の北野天満宮で10月1日から4日間行われる神事。ずいきで神輿(みこし)の屋根をふき、種々の野菜で装飾したものを「ずいきみこし」といい、神体の行列のあとから担いでまわる。《季 秋》