はな‐ずもう【花相撲】
《もと、木戸銭を取らず花(祝儀)だけを受けたところから》本場所以外に興行する相撲。現在では、本場所終了後に行われる慈善・奉納・力士引退相撲などをいう。
はな‐ずり【花摺り】
ハギやツユクサの花を衣に摺りつけて色を染め出すこと。「我が衣は野原篠原萩の—や」〈催馬楽〉
はなずり‐ごろも【花摺り衣】
花摺りにした衣。すりごろも。「萩の上の露もとまらで行く人を—かへれとぞ思ふ」〈待賢門院堀川集〉
はな‐せん【花氈】
「花毛氈(はなもうせん)」の略。「車三輛の上に—をしかせ」〈浮・一代男・八〉
はな‐ぜんせん【花前線】
⇒開花(かいか)前線
はな‐ぞの【花園】
花の咲く草木の多くある園。
はなぞの【花園】
京都市右京区の双ヶ岡(ならびがおか)の東側一帯。平安初期に清原夏野が別荘を造り、花園と称した。花園上皇の離宮であった妙心寺や、仁和寺・竜安寺がある。 大阪府東大阪市東部の地名。付近に花園ラグ...
はなぞの‐おどり【花園踊(り)】
京都花園で、盂蘭盆(うらぼん)に少女らが灯籠を頭に載せ、笛・太鼓に合わせて踊った念仏踊り。江戸時代に盛んであった。
はなぞの‐だいがく【花園大学】
京都市中京区にある私立大学。明治5年(1872)設立の般若林に始まり、臨済宗大学、臨済学院専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大学として発足。
はなぞの‐ぶし【花園節】
新内節の一派。万延元年(1860)吾妻路富士太夫が花園宇治太夫を名のって創始したもの。