はな‐どめ【花留(め)】
花材を花器に固定する道具。生花(せいか)では花配りを使い、自由花では剣山・七宝などを用いる。
はな‐どり【花鳥】
スズメ目ハナドリ科の鳥の総称。多くはスズメより小形で、雄は赤・黄・青・黒色などのはでな羽毛をもつ。雌は緑色や緑褐色。花の蜜を好む。中国南部からオーストラリアにかけて分布。
はなな‐づけ【花菜漬(け)】
開ききらない菜の花を塩漬けにしたもの。京都の名産。菜の花漬け。《季 春》
はな‐なでしこ【花撫子】
1 襲(かさね)の色目の名。表は紫、裏は紅。夏に用いる。 2 シラヒゲソウの別名。
花(はな)に嵐(あらし)
物事にはとかく支障が起こりやすいことのたとえ。月に叢雲(むらくも)花に風。
はな‐におい【花匂ひ】
花のように美しく映えるようす。「秋野には今こそ行かめもののふの男女(をとこをみな)の—見に」〈万・四三一七〉
はなにとえ【花に問え】
瀬戸内寂聴の長編小説。鎌倉時代中期の僧侶、一遍上人の面影を追いながら心の旅を続ける女性を描く。平成4年(1992)刊行。同年、第28回谷崎潤一郎賞受賞。
はな‐にら【花韮】
1 ヒガンバナ科の多年草。細長い葉が束になって出る。春、花茎の先に、紫色を帯びた白い6弁花を上向きに開く。傷つけるとニラの匂いがする。アルゼンチンの原産で、観賞用。ブローディア。 2 ニラのつぼ...
はなぬき‐けいこく【花貫渓谷】
茨城県北東部、高萩市にある渓谷。花貫川の浸食作用により形成。紅葉の名所として知られる。
はな‐ぬすびと【花盗人】
花、特に桜の花の枝を手折って持っていく人。花どろぼう。《季 春》 [補説]作品名別項。→花盗人