はした‐な・い
[形][文]はしたな・し[ク] 1 慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。「—・い言葉遣い」「些細(ささい)なことで—・く言い争う」 2 どっちつかずで落ち着かな...
花(はな)の命(いのち)は短(みじか)くて苦(くる)しきことのみ多(おお)かりき
林芙美子が色紙などに好んで書いた短詩。女性を花にたとえ、楽しい若い時代は短く、苦しいときが多かったみずからの半生をうたったもの。
はべり‐たま・う【侍り給ふ】
[連語]《かしこまった気持ちでいるの意の動詞「はべり」+尊敬の意の補助動詞「たまふ」》尊者に対する会話で、話し手が敬意を払う必要のある人の動作に用い、動作主を敬うとともに、その動作主の「いる」「...
はん‐ねつ【煩熱】
1 むしむしと暑苦しいこと。また、その暑気。「都城の—漸く薄らぎ」〈透谷・漫罵〉 2 発熱して苦しむこと。また、その熱。「にはかに—して迷惑なさる」〈咄・きのふはけふ・下〉
ば‐めん【場面】
1 変化する状況の、ある部分。物事が行われているその場のようす。「苦しい—に直面する」 2 演劇・映画などの一情景。シーン。「—が変わる」「出会いの—」 3 市場の状況。場況。
ひと‐おもい【一思い】
たった一度の苦しい思い。「刃(やいば)で死ぬるは—」〈浄・天の網島〉
人(ひと)の一生(いっしょう)は重荷(おもに)を負(お)うて遠(とお)き道(みち)を行(ゆ)くが如(ごと)し
《徳川家康の遺訓から》人生は長く、苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきである。
ひ‐の‐くるま【火の車】
1 「火車(かしゃ)」を訓読みにした語。 2 経済状態がきわめて苦しいこと。「家計は年中—だ」
ビター【bitter】
[名・形動] 1 食べ物や飲み物に苦味のあるさま。また、そのもの。「—なママレード」「—チョコ」 2 ホップの味の利いたビールの一種。 3 少し苦しいさま。少しつらいさま。「—な思い出」
ビタースイート【bittersweet】
[形動] 1 甘くほろ苦いさま。楽しくまた苦しいさま。「—な青春映画」 2 チョコレートに、ほとんど砂糖を加えていないさま。