なな‐くさ【七種/七草】
1 7種類。なないろ。また、いろいろ。 2 「春の七草」のこと。芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・蘩蔞(はこべ)・仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)。《季 新年》 3 ...
ななし‐ぐさ【名無し草】
名もないつまらない草。雑草。「あれど甲斐なき—」〈浄・吉野忠信〉
なにわ‐ぐさ【難波草】
アシの別名。
なみき‐そう【浪来草】
シソ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜40センチ。茎は四角柱。葉は対生し、長楕円形。夏から秋、紫色の花を開く。
なりきん‐そう【成金草】
フチベニベンケイのこと。葉が円形で硬貨に似ることからともいう。
なんぶ‐そう【南部草】
メギ科の多年草。東北地方や北海道の山地に自生し、高さ30〜40センチ。葉は細長い柄で立ち、広卵形や扇形の3枚の小葉からなる。夏、雄しべと雌しべだけの花を穂状につける。
にい‐くさ【新草】
春先に芽を出した草。若草。「おもしろき野をばな焼きそ古草に—交じり生ひは生ふるがに」〈万・三四五二〉
にこ‐ぐさ【和草】
葉や茎の柔らかい草。一説に、ハコネシダの古名とも。多く序詞に用いられる。「葦垣の中の—にこよかに我(われ)と笑まして人に知らゆな」〈万・二七六二〉
にしき‐ぐさ【錦草】
1 紅葉(もみじ)のこと。 2 ニシキソウの別名。
にしき‐そう【錦草】
トウダイグサ科の一年草。畑や道端に生える。茎は赤く、根際から枝分かれして地をはい、切ると白い汁が出る。葉は楕円形で小さく、対生。夏から秋、淡赤紫色の小花が集まって咲く。《季 秋》