いさ‐な【小魚/細小魚】
小さな魚。ざこ。一説に磯魚(いそな)の意とも。「浅瀬行く—とるとや夢にさへみぎはの鷺の眠り立つまは」〈草根集・六〉
いさら‐がわ【いさら川】
水の少ない小さな川。いさらおがわ。「御草鞋(わらんず)に流るる血は、草葉に染めて、—紅葉しがらむ如くなり」〈浄・女楠〉
いし‐がま【石鎌】
鎌の形をした弥生時代の磨製石器。木の柄をつけ、収穫・草刈りに用いたらしい。
い‐しき【居敷き/臀】
1 座。座る場所。座席。「草を敷きて—とせば」〈神功紀〉 2 尻(しり)。「私は其様(そんな)に—が大きうございますかえ」〈人・閑情末摘花〉
いしみかわ【石見川】
タデ科の一年草。畑や道端などの草地に生え、茎は半ば地上をはい、逆向きのとげで物にひっかかる。葉は三角形で、托葉をもつ。秋、淡緑色の小花を短い穂状につけ、果実は丸く、藍(あい)色の萼(がく)に包まれる。
い‐しょく【衣食】
[名](スル) 1 衣服と食物。着ることと食べること。 2 暮らしを立てること。生活。「六十円に、月々—するに」〈漱石・虞美人草〉
いしょく‐ごて【移植鏝】
野菜や草花を移植するのに使う小型のシャベル。
いせ‐の‐はまおぎ【伊勢の浜荻】
1 伊勢の浜辺に生えている荻。「あたら夜を—折り敷きて妹(いも)恋ひしらに見つる月かな」〈千載・羇旅〉 2 《伊勢では「はまおぎ」とよぶところから》葦(あし)のこと。「—名を変へて、よしといふも...
いせ‐はなび【伊勢花火】
キツネノマゴ科の多年草。暖地に自生。高さ30〜60センチで低木状。夏から秋、淡紫色の花を穂状につける。中国の原産で、観賞用。
い‐そう【遺草】
生前に書き残した和歌や詩文などの草稿。遺稿。