さび・る【寂る/荒びる】
[動ラ下二]「さびれる」の文語形。
さび・れる【寂れる/荒びれる】
[動ラ下一][文]さび・る[ラ下二] 1 活気がなくなって寂しくなる。ひっそりする。「—・れた冬の浜辺」「—・れた町」 2 勢いが衰える。「虫の音が—・れる」
さ・ぶ【荒ぶ】
[動バ上二] 1 あれる。荒涼としたさまになる。「楽浪(ささなみ)の国つ御神のうら—・びて荒れたる都見れば悲しも」〈万・三三〉 2 古くなる。「我が門の板井の清水里遠み人し汲まねば水—・びにけり...
すさび【荒び/進び/遊び】
1 興にまかせてすること。慰みごと。「筆の—」 2 成り行きにまかせること。「すきずきしき心の—にて、人のありさまをあまた見合はせむの好みならねど」〈源・帚木〉
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
すさみ【荒み/進み/遊み】
慰みごと。すさび。「うなゐこが—に鳴らす麦笛の声におどろく夏の昼ぶし」〈聞書集〉
すさ・む【荒む/進む/遊む】
[動マ五(四)]《動詞「すさぶ」の音変化》 1 心の持ち方・行動などが乱れてきて、ゆとりやおおらかさがなくなる。とげとげした状態になる。「気持ちが—・む」「生活が—・む」 2 物事の繊細さ・上...