さぎ‐すげ【鷺菅】
カヤツリグサ科の多年草。本州中部以北の高原に自生。高さ35〜50センチ。夏、茎の頂に数個の穂状の花をつけ、実を結んだのちに毛が伸びて白い綿のようになる。名はこれを白いサギに見立てたもの。
しょうじょう‐すげ【猩猩菅】
カヤツリグサ科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。夏に葉の間から茎が伸び、赤褐色の花穂をつける。
しら‐すげ【白菅】
カヤツリグサ科の多年草。湿った林に生え、高さ30〜60センチ。地上茎は三角柱で、白みを帯びた葉をつける。夏、茎の頂に淡緑色の雄花の穂を、その下に数個の雌花の穂をつける。
すが【菅】
スゲのこと。多く、他の語と複合した形で用いる。「—ごも」「—畳」
すが【菅】
姓氏の一。 [補説]「菅」姓の人物菅専助(すがせんすけ)菅義偉(すがよしひで)
すげ【菅】
カヤツリグサ科スゲ属の多年草の総称。至る所に生え、カサスゲ・マスクサ・コウボウムギ・カンスゲなど日本には約200種ある。茎は三角柱で節はない。葉は線形で、根生。葉の間から茎を直立させ、小穂をつけ...
なきり‐すげ【菜切菅】
カヤツリグサ科の多年草。林下に群がり生え、高さ30〜60センチ。葉は細長く、秋、穂をまばらにつける。
なるこ‐すげ【鳴子菅】
カヤツリグサ科の多年草。山地の渓流沿いに生え、大きな株をつくる。高さ約30センチ。葉は線形。5月ごろ、茎の頂に雄花の穂、その下に雌花の穂が連なってつき、鳴子を思わせる。
にっこう‐きすげ【日光黄菅】
ススキノキ科の多年草。本州中部以北の山地に群生。高さ約50センチ。葉は線形。7月ごろ、橙黄色の6弁花を数個開くが、花は1日でしぼむ。禅庭花(ぜんていか)。《季 夏》
はな‐すげ【花菅】
キジカクシ科の多年草。短い根茎の先に、長さ約50センチの線形の葉が2列に集まってつく。7月ごろ、白色の小花が穂状に咲く。中国の原産で、古く薬用として移入された。