あさま‐ぶどう【浅間葡萄】
クロマメノキや、その果実のこと。浅間山付近でいう。
いかりのぶどう【怒りの葡萄】
《原題The Grapes of Wrath》スタインベックの小説。1939年刊。1930年代の不況下、カリフォルニアへの移住農民ジョード一家の苛酷な運命を描く。
うみ‐ぶどう【海葡萄】
イワヅタ科の海藻クビレヅタの別名。
えび【葡萄】
1 「葡萄色(えびいろ)」の略。 2 「葡萄染め」の略。 3 ブドウやエビヅルなどの別名。
くろ‐ぶどう【黒葡萄】
1 果皮が黒紫色のブドウ。特に、赤葡萄酒の醸造に用いられるものについていう。→白葡萄 2 エビヅルまたはヤマブドウの別名。
こうしゅう‐ぶどう【甲州葡萄】
1 山梨県の甲府市・甲州市を中心とする地方で産出するブドウの総称。 2 ブドウの一品種。甲府盆地の特産。果実は明るい紫褐色で、甘味が強い。12世紀ごろ、中国から移入したといわれ、日本で最も古くか...
しろ‐ぶどう【白葡萄】
果皮が緑色のブドウ。特に、白葡萄酒の醸造に用いられるものについていう。→黒葡萄1
すっぱいぶどう【酸っぱい葡萄】
「イソップ物語」にみえる寓話(ぐうわ)の一。キツネがおいしそうなブドウを見つけるが、高いところにありどうしても届かない。しまいには「あのブドウはきっと酸っぱくてまずいに違いない」と言って去る。
の‐ぶどう【野葡萄】
ブドウ科の落葉性の蔓植物(つるしょくぶつ)。山地に自生。葉は広卵形で三つから五つに裂けていて、葉と対生して巻きひげが出る。夏、緑色の小花を多数つける。実は球形で、白・紫・青色などに変わり、大部分...
ひとふさのぶどう【一房の葡萄】
有島武郎による児童文学作品。雑誌「赤い鳥」の大正9年(1920)8月号に掲載された、著者初の創作童話。著者の子ども時代の体験に基づく。本作を表題作とする童話集は、大正11年(1922)に刊行。