おち‐ぐち【落(ち)口】
1 水の流れの落下する所。「滝の—」 2 抽籤(ちゅうせん)や入札に当たった人。 3 落ち始め。「あしひきの山の木の葉の—は色のをしきぞあはれなりける」〈拾遺・物名〉
おち‐ぐり【落ち栗】
地上に落ちた栗の実。《季 秋》「—や墓に経よむ僧の前/召波」
おち‐こぼれ【落ち零れ】
1 容器からこぼれて落ちたもの。穀物などにいう。 2 全部処理しきれないで残ったもの。余り物。 3 ある組織や体制についていけない人を俗にいう。「—を作らない授業」
おち‐こ・む【落(ち)込む】
[動マ五(四)] 1 落ちて、中のほうへ入る。おちいる。「穴に—・む」 2 周囲より、その部分だけがへこむ。くぼむ。「やせて目が—・む」 3 成績・業績などが悪い状態になる。目立って下がる。「景...
おち‐しお【落(ち)潮】
引き潮。
おち‐たぎ・つ【落ち滾つ】
[動タ四]水が高い所から流れ落ちて、激しく泡立つ。おちたぎる。「—・ち流るる水の岩に触れ淀める淀に月の影見ゆ」〈万・一七一四〉
おち‐たぎ・る【落ち滾る】
[動ラ四]「おちたぎつ」に同じ。「水ひたりまきの淵々—・り氷魚(ひを)けさいかに寄りまさるらん」〈新拾遺・雑下〉
おち‐つき【落(ち)着き/落(ち)付き】
1 気持ちや態度が物事に動じないで、安定した状態にあること。また、そのような状態・態度。平静さ。「—がない子供」「—を取り戻す」 2 動いていた物事が安定した状態になること。「相場の—を待つ」「...
おちつき‐ぞうに【落(ち)着き雑煮】
婚礼の日に、花嫁が婚家に到着して最初に食べる餅入りの吸い物。落ち着き餅。落ち着きの吸い物。
おちつき‐はら・う【落(ち)着き払う】
[動ワ五(ハ四)]少しも慌てないで、ゆったりとかまえる。「—・って話す」