おおさかのやど【大阪の宿】
水上滝太郎の長編小説。著者の大阪勤務時代の経験に基づく小説。大正14年(1925)から大正15年(1926)にかけて「女性」誌に連載。単行本は大正15年(1926)刊。
おおわだたけきかしゅう【大和田建樹歌集】
大和田建樹の歌集。著者没後の明治44年(1911)に刊行。
おきくさん【お菊さん】
《原題、(フランス)Madame Chrysanthème》ロチの小説。1887年刊行。海軍士官として長崎に滞在した著者の経験をもとに、白人男性の「私」と日本人女性との短い同棲生活と別れを描く。...
おく‐がき【奥書】
1 著作や写本などの巻末の、著者名・書写年月日・来歴などについての書き入れ。識語(しきご)。 2 官公署で、書類に記載された事項が真正であることを証明するために末尾に書く文。 3 芸能で、奥義伝...
おく‐づけ【奥付】
書物の末尾に、書名・著者・発行者・印刷者・出版年月日・定価などを記した部分。
おしゃべりないぬ【おしゃべりな犬】
玄月の小説。平成14年(2002)「文学界」に発表。著者初の長編作品。
おじいさんのランプ【おぢいさんのランプ】
新美南吉の第1童話集。昭和17年(1942)刊。著者の生前に刊行された唯一の作品集。表題作のほか、「ごんごろ鐘」「久助君の話」などの作品を収録。
おつじくしゅう【乙字句集】
大須賀乙字の句集。著者没後の大正15年(1926)、岩谷山梔子(いわやくちなし)・名和三幹竹(さんかんちく)の編集により刊行。
おつじはいろんしゅう【乙字俳論集】
大須賀乙字の俳論集。著者没後の大正10年(1921)、木下立安(りつあん)(木下蘇子(そし))の編集により刊行。
おとこたちのやまと【男たちの大和】
辺見じゅんによるルポルタージュ。昭和58年(1983)、上下2冊を刊行。旧日本海軍の戦艦「大和」の乗組員100名以上に取材し、その起工から沈没までの軌跡を明らかにする。第3回新田次郎文学賞受賞。...