あしげ‐ひばり【葦毛雲雀】
馬の毛色の名。白と黄の毛のまじった葦毛。
あし‐ごい【葦五位】
ヨシゴイの別名。
あし‐すだれ【葦簾】
1 葦を編んで作ったすだれ。よしず。 2 鈍色(にびいろ)の布でへりをつけたすだれ。天皇が喪に服している仮屋に掛けた。
あし‐たず【葦田鶴】
《葦の生える水辺にいるところから》鶴(つる)の別名。「湯の原に鳴く—は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや時わかず鳴く」〈万・九六一〉
あしたず‐の【葦田鶴の】
[枕]「音(ね)になく」にかかる。「—ねに泣かぬ日はなし」〈古今・恋五〉
あし‐つき【葦付】
ネンジュモ科の藍藻(らんそう)。淡水藻で、葦の根、芝地などの土の表面に生える。細胞が1列に連なって寒天質に包まれ、糸状になる。食用。あしつきのり。
あし‐づの【葦角】
《角のように先がとがっているところから》葦の新芽。「—の生(お)ひ出でし時に天地(あめつち)と人との品(しな)は定まりにけり」〈古今六帖・六〉
あし‐で【葦手】
1 装飾文様の一種で、文字を絵画的に変形し、葦・水鳥・岩などになぞらえて書いたもの。平安時代に始まり、中世を通じて行われた。葦手書き。 2 「葦手絵」の略。
あしで‐え【葦手絵】
樹木・草花・岩などの一部に文字を装飾的に組み込んだ絵。料紙の下絵や蒔絵(まきえ)などに用いられた。
あしで‐がき【葦手書(き)】
「葦手1」に同じ。