かぶら‐むし【蕪蒸(し)】
すりおろしたカブを白身魚やぎんなん・きのこなどの上にのせて蒸し、葛あんやすまし汁をかけた料理。《季 冬》「世に生きて器(うつは)好みや—/野風呂」
しけ・し【蕪し】
[形シク]きたない。荒れている。「葦原の—・しき小屋に菅畳(すがたたみ)いやさや敷きて我が二人寝し」〈記・中・歌謡〉
ぶ【蕪】
[人名用漢字] [音]ブ(漢) [訓]かぶ かぶら 1 雑草が茂って荒れる。荒れ地。「荒蕪・平蕪」 2 粗雑で入り乱れている。「蕪雑・蕪辞」 3 野菜の名。カブ。カブラ。「蕪菁(ぶせい)」 [難...
ぶ‐あい【蕪穢】
[名・形動ナリ]土地などが、荒れはてること。また、そのさま。ぶわい。「最も近き道は、最も—なるものなり」〈中村訳・西国立志編〉
ぶ‐ざつ【蕪雑】
[名・形動]雑然としていること。また、そのさま。「—な言辞を弄する」
ぶ‐じ【蕪辞】
乱雑で整っていない言葉。自分の言葉や文章をへりくだっていう語。「—ながら祝辞といたします」
ぶそんしちぶしゅう【蕪村七部集】
江戸後期の俳諧集。2冊。菊屋太兵衛ら編。文化5年(1808)成立、翌年刊。蕪村関係の句録「其雪影(そのゆきかげ)」「明烏(あけがらす)」「一夜四歌仙」「花鳥篇」「続一夜四歌仙」「桃李(ももすもも...