いな‐わら【稲藁】
⇒いねわら(稲藁)
いね‐わら【稲藁】
収穫した稲の籾(もみ)を取り去ったもの。むしろ・縄など藁工品の材料となる。いなわら。
かざり‐わら【飾り藁】
正月に飾る、わらで作った飾り物。輪飾り・しめ飾りの類。
きり‐わら【切り藁】
1 短く切ったり、刻んだりしたわら。 2 荒壁に塗り込めるのに用いる、刻んだわら。 3 わらを短く切って束ねた、たわし。 4 歌舞伎の鬘(かつら)で、3のような形に髷(まげ)をつくったもの。
しき‐わら【敷き藁】
作物の根もとや家畜の小屋などに敷く藁。しきぐさ。
しん‐わら【新藁】
1 その年に刈った稲からとったわら。今年藁。《季 秋》「肥桶(こえをけ)を荷ひ—一抱へ/虚子」 2 植えつけに適するほどに生長した早苗に、熱湯を注いで乾かしたもの。女の髪を束ねるのに用いられた。
ね‐わら【寝藁】
家畜などの寝床に敷くわら。
ふく‐わら【福藁】
正月に、門口や庭に敷く新しいわら。《季 新年》
まき‐わら【巻き藁】
稲のわらを巻いて束ねたもの。弓術練習の的、また空手道で突きの稽古など、武術練習の道具に用いられる。
むぎ‐わら【麦藁/麦稈】
1 麦の穂を落としたあとの茎。屋根を葺(ふ)いたり細工物の材料にしたりする。麦稈(ばっかん)。むぎから。《季 夏》「—の今日の日のいろ日の匂ひ/夕爾」 2 「麦藁帽子」の略。