のら‐やぶ【野良藪】
野にある藪。「なき人を—などに置きて侍るを見て」〈拾遺・哀傷・詞書〉
はと‐ふ・く【鳩吹く】
[動カ四]両手を合わせて吹き、ハトの鳴き声を出す。猟師がシカを呼んだり、仲間の合図に用いたりする。《季 秋》「藪陰や—・く人のあらはるる/子規」「まぶしさし—・く秋の山人は己(おの)がありかを知...
ひょうりゅうがい【漂流街】
馳星周の長編小説。日系ブラジル人青年を主人公とする犯罪小説。平成10年(1998)刊行。同年、第1回大藪春彦賞受賞。
ふみ‐い・る【踏(み)入る】
[動ラ五(四)]ある場所に入る。踏み込んで入る。「藪(やぶ)に—・る」「土足で—・る」 [動ラ下二]「ふみいれる」の文語形。
やせ‐ほうし【痩せ法師】
《「やせぼうし」とも》やせた僧。また、やせた人。やせっぽち。「藪医者(やぶくすし)の竹斎とて興がる—一人あり」〈仮・竹斎・上〉
やど‐いり【宿入り】
「藪入(やぶい)り」に同じ。「今年は、お盆の—に行かない代り」〈万太郎・露芝〉
やぶ【藪】
1 草木や竹が生い茂っている所。「—をかきわけて進む」 2 「藪医者」の略。 3 「藪睨(やぶにら)み」の略。 4 「藪蕎麦(やぶそば)」の略。
やぶ‐い【藪医】
「藪医者(やぶいしゃ)」に同じ。
やぶ‐いしゃ【藪医者】
診断・治療の下手な医者。藪薬師(やぶくすし)。やぶ。 [補説]「野巫(やぶ)医」、すなわちまじないを用いる医者の意から出たという。
やぶい‐ちくあん【藪井竹庵】
藪医者を人名になぞらえていう語。