がんこう‐らん【岩高蘭】
ツツジ科の常緑小低木。高山に自生し、高さ約10センチ。茎は地をはう。葉は線形で堅く、密に互生する。雌雄異株で、初夏、暗紅色の花をつける。実は丸く、紫黒色に熟し、甘酸っぱい。ジャムなどにする。《季 夏》
きみがよ‐らん【君が代蘭】
キジカクシ科の常緑低木。ユッカの一種。葉は堅い革質で剣状をし、長さ約1メートル。夏・秋、約1メートルの花茎を直立し、黄白色の鐘形花を多数円錐状につける。米国の原産。ねじいとらん。
きん‐らん【金蘭】
1 《「易経」繋辞上から》非常に親密な交わり。非常に厚い友情。 2 ラン科の多年草。低山の木陰に生える。高さ約50センチ。葉は互生し、披針形で粗い縦じわがある。春、黄色の花を総状に10個ほどつけ...
ぎょく‐らん【玉蘭】
ハクモクレンの漢名。
ぎらん【宜蘭】
台湾北東部にある県。平野部で稲作が盛ん。2006年、台北との往来を阻んでいた雪山山脈にトンネルと高速道路が開通し、開発が進む。イーラン。
ぎん‐らん【銀蘭】
ラン科の多年草。低山の木陰に生え、高さ20〜30センチ。茎の上部に楕円形の葉を2、3枚つける。春、数個の白い小花をつける。《季 春》
くまたけ‐らん【熊竹蘭】
ショウガ科の多年草。高さ1〜2メートル。葉は長さ40〜60センチ。7月ごろ、白色で紅色のぼかしのある花を多数つける。
くも‐らん【蜘蛛蘭】
ラン科の多年草。暖地にみられ、樹幹に着生し、気根が四方に伸びる。葉がない。初夏、柄の先に白緑色の小花を総状に開く。
くりは‐らん【栗葉蘭】
ウラボシ科の常緑、多年生のシダ。関東以西の山地の湿った林下に生える。茎は太い針金状で暗褐色の鱗片(りんぺん)があり、大きな葉をまばらに出す。葉は長楕円形。
くんし‐らん【君子蘭】
ヒガンバナ科の多年草。細長い葉を群生し、その中心から伸びた茎の頂に、赤や黄色の花をつける。アフリカの原産で、観賞用。クリビア。《季 春》「—蟻頭をふりて頂(いただき)に/楸邨」