あく‐ぎゃく【悪逆/悪虐】
1 人道に外れた、ひどい悪事・悪行。 2 律の八虐(はちぎゃく)の一。主君や尊属を殺そうとする罪。 3 悪いいたずら。乱暴。「酒に酔うては—仕りたるが」〈虎明狂・悪太郎〉
いん‐ぎゃく【淫虐】
みだらで残酷なこと。
か‐ぎゃく【加虐】
むごいしうちを加えること。いじめ苦しめること。「—性愛」「—趣味」⇔被虐。
か‐ぎゃく【苛虐】
[名・形動](スル)人を手ひどく扱って、いじめ苦しめること。また、そのさま。「雇夫の待遇(とりあつかい)是の如く—ならざるべし」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 「常に悔恨と焦躁と取越苦労とに—せられて...
ぎゃく【虐】
[常用漢字] [音]ギャク(呉)(漢) [訓]しいたげる むごい扱いをする。「虐殺・虐政・虐待/残虐・嗜虐(しぎゃく)・自虐・暴虐」
こく‐ぎゃく【酷虐】
残酷にあつかい苦しめること。
ざん‐ぎゃく【残虐/惨虐】
[名・形動]人や生き物に対してする行為のむごたらしいこと。また、そのさま。「—な行為」 [派生]ざんぎゃくさ[名]
しい‐ぎゃく【弑逆】
[名](スル)《「しぎゃく(弑逆)」の慣用読み》臣下・子など目下の者が、主君や親などを殺すこと。「光秀が信長を—した本能寺の変」 [補説]「弑虐」とも書く。
し‐ぎゃく【嗜虐】
人や動物に対して苦痛を与えることを好むこと。むごたらしい行為を好む性癖。「—性」
じ‐ぎゃく【自虐】
自分で自分をいじめ苦しめること。「—趣味」