さそり【蠍】
蛛形(ちゅけい)綱サソリ目の節足動物の総称。大きなはさみ(触肢(しょくし))をもち、歩脚は四対、尾端に毒針がある。夜行性で、昆虫などを捕食。キョクトウサソリ・ヤエヤマサソリ・マダラサソリなど約6...
さっ‐ちゅう【殺虫】
虫、特に害虫を殺すこと。「—効果」
さっちゅう‐ざい【殺虫剤】
害虫の防除に用いる薬剤。砒酸鉛(ひさんなまり)・ニコチン・DDT・BHCなど。
さつばい‐ざい【殺貝剤】
貝類の防除に用いる薬剤。日本住血吸虫の中間宿主であるカタヤマガイ(ミヤイリガイ)や、肝蛭(かんてつ)の中間宿主であるモノアラガイ属の貝類の撲滅に用いられた。
さつま‐にしき【薩摩錦】
マダラガ科のガ。体は青緑色、翅(はね)に白・青・橙色の斑紋が散在し、ガの中でも美しく、昼飛性。九州・沖縄など南部にみられる。幼虫はヤマモガシの葉を食う。
さなえ‐とんぼ【早苗蜻蛉】
1 トンボ目サナエトンボ科の昆虫。体は小形で、田植えのころに出現する。《季 夏》 2 サナエトンボ科の昆虫の総称。一般に中形で、黒色の地に黄色紋がある。サナエトンボ・ウチワヤンマなど。
さなぎ【蛹】
完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫に移る直前に形態を変え、食物をとらずに静止状態となったもの。ガ・ハチのように繭の中にこもるもの、チョウ・カブトムシのように裸のものがある。また特に、蚕について...
さなだ‐むし【真田虫/条虫】
条虫(じょうちゅう)の俗称。平たい体節部が真田紐に似る。
さねもり‐おくり【実盛送り】
西日本で行われる虫送りの行事。イナゴがその化身だとされる斎藤実盛のわら人形を作り、かね・太鼓を鳴らしてあぜ道を練り歩き、川などに流して村外へ追いやる。
さび・れる【寂れる/荒びれる】
[動ラ下一][文]さび・る[ラ下二] 1 活気がなくなって寂しくなる。ひっそりする。「—・れた冬の浜辺」「—・れた町」 2 勢いが衰える。「虫の音が—・れる」