しゃく‐とり【尺取】
「尺取虫」の略。《季 夏》「—や夏天の雲のうごくなし/楸邨」
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガの幼虫。細長い芋虫で、腹脚が二対しかないので、人が親指と人さし指で尺をとるような進み方をする。静止すると枯れ枝に似る。土瓶わり。すんとりむし。おぎむし。《季 夏》「—尺とり失せて酒剰(あ...
しゃく‐の‐むし【癪の虫】
からだの中にいて、癪を起こすと考えられる虫。転じて、腹を立てること。また、その原因となる事柄。「—がおこる」
しゃちほこ‐が【鯱蛾/天社蛾】
鱗翅(りんし)目シャチホコガ科の昆虫。翅(はね)の開張が約5.5センチのガで暗茶褐色。まるみのある翅をもつ。幼虫は静止するときに体の両端を持ち上げ、しゃちほこのような姿勢をとる。食草は、クリ・コ...
シャーガス‐びょう【シャーガス病】
《Chagas disease》クルーズトリパノソーマという原虫に感染することで起こる感染症。吸血性のサシガメによって媒介され、中南米で広く流行する。リンパ節や肝臓の腫脹、心筋炎・心肥大・食道拡...
しゅう‐かく【臭角】
アゲハチョウ科の幼虫の頭部にある一対の角のような部位。天敵に襲われたときなどにその角が伸び、悪臭を放つ。色は黄、赤などがある。
しゅうき‐ぜみ【周期蝉】
セミ科マギキカダ属の昆虫の総称。体は黒色、翅脈(しみゃく)はオレンジ色。米国中部から東部にかけて生息。発生後、幼虫は13年または17年を地中で過ごし、一斉に羽化する。発生の周期から「十三年ゼミ」...
しゅうけつ‐しゅくしゅ【終結宿主】
内部寄生虫が成体になったときに寄生する生物。中間宿主に対していう。終宿主。
シュワゲリナ【(ラテン)Schwagerina】
古生代の石炭紀・ペルム紀の石灰岩中に化石として発見される紡錘虫。
しゅん【蠢】
[音]シュン(呉)(漢) [訓]うごめく 虫がうごめく。「蠢動」