かとり‐せんこう【蚊取り線香】
蚊を、いぶして殺すための線香。ジョチュウギクの茎・葉などを主な原料にして、渦巻き状や棒状に作る。かやりこう。かやり。《季 夏》
か‐とんぼ【蚊蜻蛉】
1 ガガンボの別名。 2 やせた人やひ弱な人をからかっていう語。
か‐の‐うば【蚊の姥】
ガガンボの別名。
か‐の‐おば【蚊の姥】
ガガンボの別名。
蚊(か)の食(く)う程(ほど)にも思(おも)わぬ
少しも苦痛を感じない。少しも困ったりしない。
蚊(か)の脛(すね)
蚊の足のように、細く、やせたすね。
蚊(か)の鳴(な)くような声(こえ)
蚊の羽音のように、かすかで弱々しい声。「きまり悪そうに—で話す」
蚊(か)の涙(なみだ)
わずかな分量のたとえ。雀(すずめ)の涙。
か‐ばしら【蚊柱】
夏の夕方、軒先などに、蚊やユスリカなどが群れをなして飛び、柱のように見えるもの。ふつう雄からなり、雌が飛び入って交尾することが観察される。「—が立つ」《季 夏》
か‐ばり【蚊針/蚊鉤】
羽毛などで蚊の形に作った擬餌針(ぎじばり)。アユ・ハヤなど、水面に来る虫を捕食する習性のある魚を釣るのに使う。あゆ釣り針。かがしら。