はい【蠅】
「はえ(蠅)」の音変化。
はい‐ちょう【蠅帳】
台所用具の一。ハエなどが入るのを防ぎ、通風をよくするために、網を張った小型の食品戸棚。また、傘状につくって食卓を覆うもの。はえちょう。《季 夏》
はい‐とり【蠅取り】
「はえとり」に同じ。
はえ【蠅】
双翅(そうし)目イエバエ科および近縁の科の昆虫の総称。体長約1センチ。翅(はね)は、後ろ翅が退化して棒状となっているため、一対。体は黒色・褐色で、頭部に大きな複眼と3個の単眼があり、触角は短い。...
はえ【蠅】
《原題、(フランス)Les Mouches》サルトルの戯曲。3幕。1943年、ドイツ占領下のパリ市立劇場サラベルナール座にて初演。ギリシャ神話のエレクトラとオレステスの物語を下敷きにした作品。...
はえ‐うち【蠅打ち】
「蠅叩(はえたた)き」に同じ。《季 夏》「—を持って出て来る主かな/虚子」
はえ‐かび【蠅黴】
接合菌類ハエカビ科のカビ。ニクバエなどハエ類に寄生して殺し、白い菌糸の塊をつくり、分生子と接合胞子を形成する。
はえ‐がしら【蠅頭】
1 矢羽の名。黒みを残して羽(は)どったもの。 2 「疣結(いぼゆい)」に同じ。 3 擬餌鉤(ぎじばり)の一種。ハエの形を模したもの。
はえ‐ざ【蠅座】
南天の小星座。南十字星のすぐ南にあり、日本からは見えない。学名 (ラテン)Musca
はえ‐じごく【蠅地獄】
モウセンゴケ科の多年草。高さ20〜25センチの食虫植物。葉柄は平たく、葉は円形で縁にとげ状の長い毛があり、虫が触れると左右から閉じて捕らえ、消化する。6月ごろ、花茎の頂に白い5弁花を数個開く。米...