はん‐りょう【蟠竜】
地上にうずくまっていて、まだ天に昇らない竜。
ばん【蟠】
[音]バン(呉) ハン(漢) [訓]わだかまる とぐろを巻く。わだかまる。「蟠踞(ばんきょ)・蟠屈/竜蟠虎踞(りゅうばんこきょ)」
ばん‐きょ【盤踞/蟠踞】
[名](スル) 1 根を張って動かないこと。わだかまること。「胸中に—する疑念」「両者の間に比叡山が—しているので」〈谷崎・少将滋幹の母〉 2 その地方一帯に勢力を張っていること。「陸奥に—した一族」
ばん‐くつ【盤屈/蟠屈】
[名](スル)《「はんくつ」とも》まがりくねること。「古松の—したる盆栽あり」〈鉄腸・花間鶯〉
わだかまり【蟠り】
1 心の中にこだわりとなっている重苦しくいやな気分。特に、不満・不信・疑惑などの感情。「—を捨てる」「互いに何の—もなく話し合う」 2 心に悪い考えのあること。「其の心ざし—もなく清く流るる水に...
わだかま・る【蟠る】
[動ラ五(四)] 1 輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。「—・っている蛇」 2 入り組んで複雑に絡み合っている。「老松の根が—・っている」 3 心に不平・不満・不安などがあって晴れ晴れしな...