いき‐がけ【行(き)掛け】
⇒ゆきがけ
ゆき‐がけ【行(き)掛け】
どこかへ行くついで。また、行く途中。いきがけ。「—にちょっと立ち寄る」⇔来掛け。
行(ゆ)き掛(が)けの駄賃(だちん)
馬子(まご)が問屋に荷物を取りに行く途中に、他の荷物を運んで得る駄賃。転じて、事のついでに他の事をすること。いきがけの駄賃。
ゆき‐がた【行き方】
行った方向。ゆくえ。いきがた。「—知れず」
ゆき‐き【行(き)来/往き来】
[名](スル) 1 行くことと来ること。また、行ったり来たりすること。往来。いきき。「車が—する道」 2 親しくつきあうこと。交際。いきき。「親の代から—している家」
ゆき・く【行き来/往き来】
[動カ変]行ったり来たりする。往来する。「葦屋(あしのや)の菟原処女(うなひをとめ)の奥つ城(き)を—・くと見れば音のみし泣かゆ」〈万・一八一〇〉
ゆき‐くら・す【行き暮らす】
[動サ四]《「ゆきぐらす」とも》日の暮れるまで行く。「越の海の信濃(しなぬ)の浜を—・し長き春日(はるひ)も忘れて思へや」〈万・四〇二〇〉
ゆき‐くれ【行き暮れ】
目的地に行く途中で日が暮れること。「宿借らむ行方も見えずひさかたの天の河原の—の空」〈千五百番歌合・一四〉
ゆき‐く・れる【行(き)暮れる】
[動ラ下一][文]ゆきく・る[ラ下二]歩いているうちに日が暮れる。目的地に行く途中で日が暮れる。「道に迷って—・れる」
ゆき‐げた【行桁】
橋の長い方向に沿って渡した桁。「橋の—をさらさらさらと走り渡る」〈平家・四〉